- TanQ
12歳までにわが子を大学へ入れるホームスクーリング!?
夏休みが終わりましたね!( ´ ▽ ` )ノ

今日から元気いっぱい、2学期の始まりだ、と言いたいところですが、なかなか生活モードが戻らない子どもも多いかもしれません(^-^)/
どうして学校に行かなきゃいけないんだろう、という言葉も聞こえてきそう??
あれ?でもどうして学校に行かなきゃいけないんでしょう?( ⁰▱⁰ )
子供が学べる場所ってどこがあるんでしたっけ?
・学校?
・塾?
・学童保育?
確かにこれらは同年代のみんなと協調性や社会性を学べる場。
でも学校にはいじめがあるかもしれません、塾はお月謝が高かったり、我が子にあった最高の教育を受けさせるのはとっても難しい世の中。
もしかして、
・「家庭」
なんじゃないのかな?
というわけで、今回はホームスクーリングについてとても興味深い本があったので読んでみました!( ´ ▽ ` )ノ
『学校に通わず12歳までに6人が大学に入ったハーディング家の子育て』

この本はアメリカはアラバマ州でなんと12人(!)のお子さんを生みつつそのすべてにホームスクーリングで教育を施したママさんのお話です。
なんだかすごいタイトルですが、著者はある時こんな疑問を持ちます(当時は長女を普通に学校に通わせていたそう)
「わたし以上にわが子を愛している人はいるだろうか?」
「わたし以上にわが子をよく知っている人はいるだろうか?」
そしてついに仕事を辞めて子ども全員を自分の家で育てることを決意するのです。
はじめは学校の授業をなんとか家で再現しようとしていたらしく、どの科目も毎日まんべんなくこなさせようとしていたそうですが、子どもも親も疲れてしまいました。
やがて、この家なりのやり方が生まれていきます。
"ホームスクーリング家庭の親たちは、よそとくらべて足りないものや、わが子がしていないことばかりを気にして、無力感にさいなまれやすい。わが家ではむしろ、子どもたちがしているすばらしいことすべてに目を向ける。できるかぎりのことをしてさえいれば、ほんとうにそれでじゅうぶんなのだ。"

その結果が…
◆4歳ごろから文字の読みかたを教えはじめる
◆6歳までに引き算と掛け算、短い文章を書いて本をひとりで読んでみる
◆8歳までに代数学を教え始め、独力でさらに文章を書かせていく
◆10歳までに、自分が何を信じ、なぜそう信じるのかを理解させる。数学の勉強をすすめる
◆11歳ごろには5段落の小論文が書けるようにし、きちんとしたレポートを作れるようにする
◆12歳までには高校レベルに相当する一般向けの本を多く読み終え、大学の授業に向けての準備を終える
とのことだからびっくり!( ⁰▱⁰ )
この本の著者であるお母さんはこう書いています:
"「望みさえすればなににでもなれる」とか「限界はどこにもない」「夢をもてばかなえられる」といった言葉は、わが家では陳腐な常套句などでは決してない。そういう言葉はあまりにも使い古されたせいで、よその子どもたちは自分に当てはめようとは思わないかもしれない。けれども、わが家ではそれこそが子育ての要なのだ"
現在日本では学校教育法の規定により「義務教育を家庭で行うことを認めていない」とされていますが、アラバマ州でも25年前はそうでした。
これから多様性の時代。いろんな個性を持つ人物が得意な分野で活躍していくときがやってきていると思います。
自分の子どもにあった教育の形ってどんなものなんでしょう。
その答えに、ホームスクーリングはそのヒントとしてもっと研究する必要があるなあ、と思った1日でした。
最後に、この家庭で育った娘が書いた文章で、とても心に残った部分を引用したいと思います:

"8歳の少年が「大きくなったら宇宙飛行士になりたい」というと、よその親ならたいがい、にこりと微笑んでこう言うだろう。「それはいいね」そしてさっきまでの用事に戻っていく"
"けれども、わたしの父だったら、子どもの言葉を本気で受けとめるはずだ。おそらく次回のスペースキャンプに申し込み、友人のそのまた友人で、ロケットの清掃をしている人物くらいには紹介してくれるだろう"
"「星をめざして飛ぶんだ。そうすれば月くらいまでは行ける」"