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子どもへの声掛けは「頑張れ!」なのか「頑張らなくていいよ!」なのか。



数年前、グリッドという言葉が話題になりました。


成功の秘密は、「諦めない心」にある。ということで、サンフランシスコでは、「自発的に学ぶ」「グリッドを身につける」という文脈でKUMONはこれだけ広がっています。


シリコンバレーがあるサンノゼ近辺もこの通り。

(Google検索なので、全部本当にあるかどうかは調べていません)


しかし、一方で、「頑張らなくてもいいよ!」という論調も多く見受けられますよね。

さて、子どもへの声掛けは、「頑張れ!」なのでしょうか?「頑張らなくてもいいよ!」なのでしょうか?

今回は、「ストレス」という視点から、探っていきたいと思います。

■ ストレスには2種類ある。

先日、脳神経科学の青砥瑞人さんの講演会に行って参りました。

(青砥瑞人さんについてはこちら)

そこで心に残ったのは、ストレスには2種類あるというお話でした。

良いストレスと、悪いストレスです。

と、その話しにはいる前に、ストレスってそもそもなんですっけ?

■ ストレスは「緊急パワーアップ」

英語でStress といえば、「強調する」ですが、

会社のストレスや、勉強のストレスという言葉のイメージとは少し違いますよね?

一体なぜなのでしょうか。

進化学では、ストレスの起源は、魚にあると言われています。

(※ NHKスペシャル 「病の起源」より参照 )

我々の先祖が、魚に進化した際に、「ストレス」を発明したと言われています。


そんな余計なもの身につけるんじゃない!

と思うじゃないですか。

でも、そのストレスが生死を分けました。

天敵に対峙した時、逃げなければなりません。

しかし、どれが敵でどれが敵じゃないのか。

食べられてからじゃないとわからない。では全滅してしまいます。

そこで、扁桃体という脳の組織を発達させました。


(人間で言うと、光っている部分の先の丸いところです。)

ここでは、過去の経験から「ヤバイ!」というものを刻み込み、

それに近い状況の時、ストレスホルモンを出してくれます。

そしてその時、実は運動能力が上がっているのです。

ストレスは、実は緊急脱出用のパワーアップアイテムなのです。

■ 魚もストレスを浴び続けると鬱病になる

しかし、天敵が近くにいる状況がずっと続くとどうなってしまうでしょう。

小魚を天敵と同じ水槽に入れる実験がありました。

始めはストレスホルモンにより、逃げ回る小魚。

しかし、それが無駄だとわかると、だんだん無気力になっていきます。

そうです。鬱病です。

本来、危機察知とパワーアップのために生まれたストレスでしたが、

ストレスにさらされ続けると、魚も人も、鬱病になってしまう危険があるのです。

■ 良いストレスと悪いストレス

話を戻しましょう。

良いストレスと悪いストレスはどう違うのでしょう?

青砥さんによれば、適切・良いストレスとは、

「自分のやりたいこと、or 自分のやろうとしていることから受けるストレス」

のこと。

めっちゃシンプル!

例えば、子ども積み木で高い塔を建てることに熱中している時、バランスが崩れてしまう。

その時に、その壁を乗り越えようと試行錯誤すること。集中力がアップします。これは良いストレスです。

では、悪いストレスとは、一体何なのでしょう?

なんと、上記の「良いストレス」以外全てです。

例えば、「Wi-Fiがつながりにくい」や、「無理やりやらされている状況から逃げられない」など。

■ 「頑張れ!」なのか、「頑張らなくてもいいよ!」なのか。


冒頭の問いに戻りましょう。

ストレスの観点から見ると、

「自分のやりたいこと、or 自分のやろうとしていること」の場合の声掛けは、「頑張れ!」

それ以外の場合の声掛けは、「頑張らなくてもいいよ!」になると思います。

しかし、その場合、もしやりたいことがない時には、「何も頑張らなくてもいいよ!」ということになってしまいます。

それだと、悪いストレスからは逃げられるけれど、集中してやりとげるチカラ、グリッドを伸ばすことはできません。

その場合は、「一緒に探し」「待ち」ましょう。

例えば、アイススケートをやったことがない子どもに、「アイススケートやりたい?」と聞いても、体験したことがないのでイメージできません。だから、その場合は「やってみよう!」でいいと思います。そんな体験を繰り返していくうちに、楽しかったものと、そうでなかったものを仕分けしながら、「面白そうなもの」を予想するチカラを手に入れていきます。

そうして「やりたい!」と手にしたテーマこそ、「良いストレス」を生むハズです。

その時は、自身満々で言ってあげましょう。

「頑張れ!」


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